農業の話//Stories about Agriculture

FUJISHIRO Nobuyuki

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藤城信幸

1954年、表浜(南神戸)地区生まれ。生まれた頃は半農半漁の集落でイモや麦といった畑仕事と地引網が行われていた。地形・地質研究や絵が趣味で、講演会や作品展を毎年開催している。元校長先生。

農業だけじゃなく飲み水も雨水に頼っていました。豊川用水ができて一気に農業が変わった。私たちの今の暮らしは豊川用水のおかげです。

今から70年前、当時の太平洋側の集落っていうのは本当に水が足りなくて。農業だけじゃなく飲み水も雨水に頼っていました。屋根の下にタンクを掘って、雨水を貯めて、ボウフラが湧かないようにフナや金魚が入れてあった水を飲んでいました。
1968年に豊川用水ができて一気に農業が変わりました。バルブをひねれば畑に水がでるようになった。施設園芸も盛んになって、8桁農家(1,000万円以上の収入がある農家)も誕生しました。今の私たちの暮らしは豊川用水のおかげです。用水に関心を持ってくれたら嬉しいです。