漁業の話//Stories about Fishing

OGAWA Nobuhide

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小川伸秀

1956年、小中山生まれ。先代も漁師で、最初は商船に乗っていた。漁師になってからは30年ぐらい。アサリ漁や海苔づくりが多いこの地区では数少ない魚獲り。好きな食べ物は煮干し。

漁師になったのはマイペースでやれるから。気が向かないときは漁に出ない(笑)。

子どものころは貧しい生活。野に生えてる草を食べたり。夏になれば銛で魚を突いて、スイカを拝借して(笑)、海のそばで食べていた。子どもの頃は家に帰るのが嫌だった。帰ると海苔を干すのを手伝わされる。冬の作業なんで手が冷たくて。漁師になったのはマイペースでやれるから。気が向かないときは漁に出ない(笑)。商船に乗ってるより儲かる。でも息子にやれとは言えないねえ。自然環境も悪くなっているし先が見通せない。それでもなんらかの形で漁業は残ってほしいけどね。